そこで飲むんだ水をね。

酒が好き、酔うのが好きで、たまらない。の私のブログへようこそ。最後のたまらない、はお金だったり、信頼だったりします。すぐに酒の席でやらかす私のダメっぷりを自分への戒めとして書きます。

代行のおじさんに慰められて泣いたあの夜

「あんた一体何やってるんだい!!」「今どこにいるんだよ!」

スマホから鳴り響くしゃがれたおじさんの怒声に「あ」と我に返りました。

 

会社で突如飲み会に誘われたのが悪夢の始まり。その日、いつものように就業まで1時間を切った時に、「今日のお客さんとの飲みの席に来て欲しい」と誘われました。

 

私は10秒くらい悩みました。

 

なぜなら「お酒を楽しく飲んで何事もなく過ごす」という具合に、飲み会を無事にコンプリートする確率がここ数年で急激に落ちたから。

それなのに、なぜか「いいですよ」と。もしもタイムマシーンに乗れるなら、この「いいですよ」を言う前の私と今の私を交換してやりたい。そして「今日はNO」を言うんだ。

 

「じゃ、19時30分からだから」

そう颯爽と退社していった男性社員を見送りながら、30代後半の私はコンビニに寄って定番のウコンの力の力を借りました。「奮発してスーパーにしたんだ。だから大丈夫」そう見上げた空はどんより鉛色でした。

 

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こんなに余裕

 

一次会でのイタリアン飲み会は、滞りなくスムーズ、和やかな雰囲気でピザを取り分けレモンサワーをごくごく。初対面の方とのお話も盛り上がって、ここで帰れば間違いなくパーフェクトでフィニッシュだったはず。

「なかさんって良い人ですね」なんて言われたのもきっちりと覚えています。もしもタイムマ

 

それから流れた二次会スナック。実はスナックの扉を開けた時点でもう結構酔ってきたな、と思っていました。そのスナックは異国情緒溢れるアジアンスナックで、テキーラみたいなショットで飲む檄強いお酒が置いてあるのです。そう、これがキケン。

 

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この状態は避けたい

キケンだと思ったのもつかの間、目の前のテーブルにアジアンテキーラ(ごめんなさい名称不明です)がなみなみ注がれたショットグラスが人数分置かれました。この流れは確実にやばい。

 

「ちょこっとだけ口つけてやり過ごそう」

 

なんて思っていたのになぜか半分くらい飲んでしまいました。脳内のアルコールが判断機能を鈍らせていたうえ、もともとの意思も弱い。

食道を火球が通過するかのような灼熱。みんな平然としているのがまた温度差。飲んだあとすぐにトイレへ。もう目の前がゆらゆらだったのをおぼろげに覚えています。

 

その後は、

  • ハイボールを盛大に自分の口からボタボタとこぼす
  • ラクダみたいな盛大なげっぷをする
  • カラオケを途中で消された事にキレる。
  • 代行の手配の電話をしに外に出て道に迷う。
  • 追いかけてきてくれた男性社員をなぜか罵倒
  • そのままケンカになり会は強制終了
  • 代行のおじさんからの電話に気が付かない
  • やっと電話のつながった私に代行のおじさんから冒頭のように怒られる
  • その後代行のおじさんに「なんかあったんか?」と慰められて号泣

 

箇条書きにすると今でもこの世界から消えたくなります。

 

私が消えた後に、男性社員がすべてのフォローをしてくれていました。みんなに迷惑を掛けて、嫌な思いをわざわざさせてしまった。せっかくの楽しい場をぶち壊しにしてしまった。私は私の他にこんなに酒癖の悪い人間を見た事が無いです。

 

翌日皆さんには謝罪しました。こんな私に出来るのは謝る事と仕事をする事しかありません。本当になんとお詫びしてもお詫びしきれません。

 

どんな事も言い訳にしかなりません。特に体調が悪かったわけでもないですし、嫌な事があったわけでもないのです。

 

ただ、一つだけ水を飲む事を忘れていました。

 

ある程度「酔ったな」と思った時は水を飲むように心がけていたのに、しばらくぶりの飲み会でそれをすっかり失念していました。

 

もしも、今私と同じようにお酒でやらかしてしまう方が見ていたら、これだけは伝えたいです。

 

飲んだお酒の倍のお水で未来は明るくなる!

 

結構メジャーな対処法ですが、これがてきめんに効くと思います。または温かいお茶でも良いです。とにかくお酒、お酒、お酒、お酒・・・のターンだと確実に明日は地獄です。(お酒に強い人は別として)

 

そして失敗にすぐモザイクをかけて、薄っぺらい反省しかしない私は、ここで失敗を書き連ねることでこの問題と真摯に向き合っていこうと思います。

今後もぽつりぽつりと書いていきますので、よろしくお願いいたします。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。